製品カタログ|四国電線株式会社
27/36

技  術  資  料26難燃性とは、万が一ケーブルが火災や高熱などにさらされた場合にも、着火しないかまたは着火しても延焼しない性質をいいます。ケーブルの難燃性を評価する方法としては主に次のものがあり、水平試験<傾斜試験<垂直試験の順に要求される難燃性の度合いが高くなります。耐用年数とは、ケーブル構成材の経年劣化等を勘案し、更新した方が合理的と考えられる推奨年数であり、ケーブルが使用に耐えられなくなる寿命年数とは必ずしも一致しません。一般的に、メタル通信ケーブルの設計上の耐用年数は、その絶縁体ならびに外被に対する使用環境からの熱的・機械的・化学的ストレス等の面から、20年~30年を基準として考えていますが、使用状態における耐用年数は、その布設環境や使用状況により大きく変化します。ケーブルが一般的な環境状態で使用された場合の「耐用年数の目安」は次のとおりです。※特に、屋外環境においては、温度変化、紫外線、塩害、結露、凍結など、数々の劣化要因に依存しますので、あくまで目安とお考え下さい。※屋内環境用に設計されたケーブルを屋外環境で使用する場合には、特に紫外線からの影響に注意が必要であり、一概に何年とは申し上げられませんが、一般的に耐用年数は短くなります。●水平試験試料を水平にした状態で燃焼させたときの程度を調べる方法です。主には、高い難燃性を要求されない電線・ケーブルに適用されます。試験方法:JIS C 3005●通信ケーブルの劣化要因想定される通信ケーブルの主な劣化要因を以下に例示します。a)機械的要因(衝撃、圧縮、屈曲、捻回、引張、振動等)b)熱的要因(低温、高温による物性の低下)c)化学的要因(油、薬品による物性低下)d)電気的要因(過電圧や過電流等)e)通信ケーブルの内部への浸水(結果的に物理的/電気的劣化を引き起こす) f)紫外線・オゾンや塩分付着(物性低下)g)鳥(キツツキ等)、虫(蟻、シロアリ、クマゼミ等)、動物(鼠、リス等)による外傷h)かび等の微生物による劣化 i)施工不具合(端末及び接続処理、設置処理、外傷等) j)猟銃(散弾銃等)による外傷また、上記a)~j)が組み合わさった場合には、さらに劣化が促進されることが考えられます。●垂直試験試料を垂直にした状態で燃焼させたときの程度を調べる方法です。主には、一般的な難燃ケーブルに適用されます。試験方法:UL1581(VW-1)IEC 60332-1JIS C 3665-1●傾斜試験試料を約60度傾斜させた状態で燃焼させたときの程度を調べる方法です。主には、ビニル系の電線・ケーブルやEM(エコ)電線・ケーブルに適用されます。試験方法:JIS C 3005約60°布設環境屋内屋外耐用年数の目安20~30年15~20年参考文献 : 一般社団法人 日本電線工業会 技資第145号「通信ケーブルの耐用年数について」02難燃性通信ケーブルの耐用年数03

元のページ  ../index.html#27

このブックを見る